日本酒の飲み方 選び方を分かりやすく解説します!!

こんにちはいっちゃんです。😊

食べる事、お酒を飲む事が大好きです。調理師歴は20年、利酒師とソムリエの資格を取得させて頂き、日々お酒と料理の相性を試行錯誤して楽しんでいます。そんな僕が、今日は日本酒の美味しい飲み方、選び方について解説していきます。

の順番で解説していきます。

日本酒といっても種類が多すぎて何を選んだら良いのか分かりませんよね?飲みやすいものから親父が飲むイメージのものまで 外れを選んでしまったら今日の食事が台無しです。一緒に日本酒ライフを楽しみましょう!! まずはタイプ別に見ていきましょう。

1、日本酒の種類

原料、製造法、精米歩合などによって特定名称酒8種類に分類されます。

精米歩合とは

白米のその玄米に対する重量の割合をいいます。精米歩合60%という時には、玄米の表層部を40%削り取る事をいいます。

特定名称の清酒に使用する白米は、農産物検査によって3等以上に格付けされた玄米または、これに相当する玄米を精米したものに限られています。

醸造アルコールとは

特定名称には、使用出来る醸造アルコール量の範囲は白米総重量の10%以下と規程されています。

特定名称の規定をみると、特別純米酒と純米吟醸酒、特別本醸造酒と吟醸酒が同じ記載になっています。同じ規定でも基本的には吟醸香といわれる華やかな香気成分をコンセプトに造られたものは吟醸酒表示に、純米酒よりも精米歩合を低くして、よりスッキリとした味わいをコンセプトにつくられたものは特別純米酒や特別本醸造酒とされることが一般的です。

普通酒とは

普通酒とは、特定名称の規定から外れたものを指す総称になります。(酒類業界内ではレギュラー酒とも言われます)いわゆる醸造アルコールを規定量以上使用した場合や、甘味量や酸味量、アミノ酸などを使用した場合は、特定名称を名乗れないので普通酒となります。

普通酒は、現在の日本酒の約7割近くも占めており、特定名称酒の割合は全体の約3割しかありません。 特定名称を名乗れるだけで素晴らしいお酒ということですね!

2、香り、味わいから選ぶ

 

日本酒の種類が分かった所で特定名称酒をタイプ別に分けて見てみましょう。

 

日本酒の個性を把握する香味のタイプ別分類表です。

薫酒(くんしゅ)

果実や花のような華やかな香りを持つ、フルーティーなタイプです。飲みやすいのに奥行きが深い エレガントという言葉がピッタリです。女性や日本酒初心者の方におすすめです。少し値ははりますが誰にでも好まれるタイプですね

爽酒(そうしゅ)

軽快でなめらかなタイプです。日本酒としては、最もシンプル&ライトタイプ  淡麗テイストで香りは控えめですが清涼感があり、みずみずしい味わいが特徴です。

醇酒(じゅんしゅ)

コクのあるタイプです。原料の米そのものを思わせるような奥深い香りと、旨味を感じさせる味わいが特徴です。まさに日本酒の原点であり、伝統的かつ王道をいく日本酒です。

熟酒(じゅくしゅ)

黄金色に輝く熟成酒。高額で希少価値の高い日本酒です。とろりとした甘味や深い酸味、ボリューム感のある旨味が合わさった力強い味わいが特徴です。主に古酒、秘蔵酒、長期熟成酒が該当します。

3、適正な温度帯

まずは、温度別に見ていきましょう

日本酒の個性を生かす為に非常に大きな要素になるのが温度帯です。日本酒は他の酒類と比較すると、飲用温度帯の幅の広さが持ち味です。日本酒に適した温度帯で飲むと合わせる料理も日本酒も劇的に美味しくなります。

4タイプに適した飲用温度別に見ていきましょう。

薫酒 香りの高いタイプ

適した飲用温度 10℃前後(8〜15℃)
あまり冷やしすぎると持ち味である華やかな香りが感じにくくなったり、酸味や苦味などの刺激要素が突出したりする場合があるので注意が必要です。春から初夏にかけておすすめです。

爽酒 軽快でなめらかなタイプ

適した飲用温度 5℃〜10℃
爽快な酒質と爽快な飲み口、フレッシュな味わいが特徴的なこのタイプは、しっかりと冷やす事で特徴が生きます。成分中に苦味や酸味などの刺激的な要素が少ない為キンキンに冷やしてのんでも大丈夫です。夏におすすめです。

醇酒 コクのあるタイプ

適した飲用温度 15℃〜18℃または40℃〜55℃
飲用温度帯が最も広く、飲用温度の違いによって様々な変化を見せるタイプです。コクと旨味成分をしっかり持っていますので、この要素を生かす事がポイントです。旨味の膨らみが映えるやや高めの温度帯だおすすめです。

熟酒 熟成タイプ

適した飲用温度 15℃〜25℃または35℃前後
軽快なものから重厚なものまで様々で、温度設定はそれぞれ異なります。重厚な旨味成分を持つものほど高めの温度設定と考えれば良いでしょう。燗にする場合は、温度が高すぎるとバランスが崩れるので低めに設定します。

 

 

 

本日は日本酒の種類、香り 味わいの4タイプ、適正な温度帯について解説してきました。しかし飲んでみないと始まりません。特徴は掴んでいただけたと思いますので、自分好みのタイプを酒屋さんに伝えればきっとお気に入りの一本に出会えるはず! 日本酒ライフを楽しみましょう。

僕のおすすめの日本酒はこちらです。是非試してみてくださいね😆

薫酒タイプ 純米大吟醸 空

爽酒タイプ 房島屋 無濾過生原酒

醇酒タイプ 米宗 山廃仕込み

熟酒タイプ 古酒 天狗舞

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